赤ちゃんが生まれるとしばらくの間は頻回授乳やおむつ替え、母体もゆっくり休めなければなりませんが、3〜4ヶ月経ってくると少しずつママの身体も落ち着いてくると思います。
赤ちゃんもなんとなく笑ってくれるようになったり、視力が上がってきたように感じることが増えるのではないでしょうか。
赤ちゃんとの触れ合い遊びも大切ですが、「絵本」を読んであげたくなるママやパパも多いはず。絵本は赤ちゃんとのコミュニケーションが苦手な方にとってもとっつきやすく、赤ちゃんも喜んでくれるのでこちらも嬉しくなりますよね。
祖父母にとっても孫に絵本を読んであげるのは、昔の子育てを思い出すようで、懐かしい気持ちになれることだと思います。
絵本を買って読んであげると言っても、子どもの絵本はたくさんありますし、何を買えば良いのか分からないというパパやママ、じいじ、ばあばも多いことでしょう。
今回は絵本のなかでも「仕掛け絵本」についてご紹介したいと思います。絵本選びの参考にしてみてくださいね。
仕掛け絵本とは
仕掛け絵本とは、ページを開くと折り畳まれた紙が飛び出してきたり、まわせたり、つまみを引くと動いたり、ページに穴があいていたり、紙のサイズが異なっているなど、本の中に仕掛けが施されている絵本のことを言います。
子ども向けの絵本には、とくに仕掛け絵本が多くあり、人気もあります。
仕掛け絵本3つのメリット

赤ちゃんに絵本を読むメリットはたくさんありますが、そのなかでも仕掛け絵本を選ぶことにもメリットがあります。
1 赤ちゃんの好奇心を刺激する
ページが飛び出てきたり、穴が空いていたり、回せる仕組みになっていると、大人が読んでいても面白いと感じますよね。
赤ちゃんならなおさら。「次はどんな仕掛けがあるのだろう?」とワクワクして好奇心が刺激されます。
2 触れることで感覚が刺激される
仕掛け絵本だと、絵本に細工がされているので、赤ちゃん自身が絵本に触れる機会が多くなります。
赤ちゃんは手指からたくさんの刺激を受けているので、絵本に触ることによって感覚がより刺激されます。
3 想像力を育む
「次はどのような仕掛けがあるのだろう?」と考えることで想像力が育まれます。
生まれてすぐだと難しいかもしれませんが、さまざまな作品に触れることにって感性が刺激され、想像力を膨らませることにも繋がるでしょう。
0歳児への仕掛け絵本の4つの選び方

0歳児に仕掛け絵本をプレゼントする、または読んであげる際には気をつけなければならないことがあります。
1 なめても丈夫な本を選ぶ
赤ちゃんは何でもなめますよね。なので、赤ちゃんが絵本をなめてぐちゃぐちゃにすることのないように丈夫な絵本を選ぶことが大切です。
印刷用紙の表面にポリプロピレンフィルムを圧着しているPP加工されている絵本を選ぶと良いでしょう。
2 大きすぎない絵本を選ぶ
大きすぎると赤ちゃんがページをめくりにくかったり、読みにくかったりするので、赤ちゃんが自分でつかんだり、めくったりできる小さめの絵本を選ぶようにしましょう。
3 性別を問わない絵本を選ぶ
今のご時世、男の子らしさ・女の子らしさは求められませんので、プレゼントには性別が問われない絵本の方が好まれるかもしれません。青っぽい色味だったり乗り物の絵本だから男の子用!ピンクっぽい色味の絵本だから女の子用!と決めつけない方がよいでしょう。
また、キャラクターは子どもの好みがあるので、あまりプレゼントには向いていないかなと思います。
4 手指を使える絵本を選ぶ
なぞったり、まわしたり、手を使って遊べる仕掛け絵本は、とくに赤ちゃんの発達にもつながるので手指を使える絵本を選ぶのがおすすめです。
はじめての仕掛け絵本でオススメしたい絵本8選
私はこれまで100冊以上の絵本を買って子どもに読んでいるのですが、そんな私が0歳児の赤ちゃんにもおすすめしたい仕掛け絵本を8冊ご紹介したいと思います。

図書館で借りて読んだ本もたくさんあるので、単純な冊数でいくとかなり膨大になると思います……。
1 はじめてのえほんbaby sees
パキッとした色味なので赤ちゃんの視力でも見やすい絵本です。
動物たちの可愛い顔とドット柄で構成されています。
仕掛けの鏡がついていて、赤ちゃんは何が映っているの!?と不思議そうに眺めます。


2 にゃんにゃんわん!
犬、猫、ぞう、さるなどさまざまな動物たちが出てくる絵本。
仕掛けになっている部分をめくると動物たちの体全体の姿が見えるようになっているので、めくるのが楽しくなります。


3 すてきなうちゅうへ
折りたたみ絵本になっている作品。
宇宙にはさまざまな星や惑星があるのだとワクワクさせられる絵本です。
キラキラと光るのも赤ちゃんにとっては楽しい刺激になることでしょう。


4 ごぶごぶごぼごぼ
「ぷーん」「ぷぷぷ」「ごぶごぶ」「ごぼごぼ」と赤ちゃんが楽しいと感じる擬音が出てくるのはもちろん、ページに穴が空いているので、丸い穴を触りながら楽しむことができます。


5 たまごこんこんだーれかな
たまごをこんこんすると殻が割れて中から動物たちが出てくる仕掛けになっています。
かたつむりやぺんぎんなど可愛い動物から、わに、恐竜が出てきたり楽しめます。
最後は何が出てくるのだろう?とドキドキさせられるのもポイントです。


6 はらぺこあおむし
英語の仕掛け絵本を探している方におすすめなのは、「はらぺこあおむし」です。
日本語版を読んだことがある方も多いのではないでしょうか。
英語版をいきなり読むのではなく、日本語版で話を理解した上で読んであげられるのがいいですよね。
この本は角が丸くなっていたり子どものことが考えられているのも嬉しいですね。
英語教材としても用いられるので、はじめての英語の絵本としてももってこいの作品だと思います。


7 ハッピーアニマル(布絵本)
持ち運びする際にはベビーカーにつけることができる布絵本が安心です。
英語で表現されていたり、シャカシャカと音が鳴る仕掛けがあったり、肌触りが異なる布を使用していたり、子どもの好奇心がくすぐられる仕掛けがたくさん施されています。


8 ブルーバード虹をこえて(布絵本)
ボーネルンドから発売されている布絵本です。
英語で構成されています。
面ファスナーがついているので、赤ちゃん自身でつけたり外したりできますし、ふわふわの布やシャカシャカとした布など素材が違う布が使われていて、赤ちゃんの好奇心をくすぐります。


まとめ
0歳児に仕掛け絵本を選ぶときには以下の4つのポイントがありました。
- なめても丈夫な絵本を選ぶ
- 大きすぎない絵本を選ぶ
- 性別を問わない絵本を選ぶ
- 手指を使える絵本を選ぶ
絵本を読んであげるだけでももちろん素晴らしいことですが、仕掛け絵本にすることで、今までとは違う視点、観点で絵本と向き合うことができると思います。
これまでご紹介してきたおすすめの仕掛け絵本もまとめますね。
- はじめてのえほんbaby sees
- にゃんにゃんわん!
- すてきなうちゅうへ
- ごぶごぶごぼごぼ
- たまごこんこんだーれかな
- はらぺこあおむし
- ハッピーアニマル(布絵本)
- ブルーバード虹をこえて(布絵本)
しかけ絵本は本屋さんにもたくさん並んでいるので、見てみてください。
ぜひ、しかけ絵本を選ぶ際に参考にしていただけると嬉しいです。