もうじき夏休みが始まる時期になりました。お子さんが保育園に通っている場合は、一般的な夏休みの期間(7月下旬~8月下旬)も通常通りお子さんは保育園で過ごし、ママやパパはお仕事だと思います。しかし土日休みの方の場合、お盆の時期(8月11日ごろから8月20日ごろまで)はお仕事もお休みという方が多いのではないでしょうか?
実家に帰省したり、旅行をしたり、プールへ行ったり、お祭りに行ったり……。夏は楽しいイベントがたくさんありますよね。家族で楽しく過ごすために夏休みに入る前から計画を立てている方もいらっしゃるかもしれません。
でもお盆の時期はどこへ行っても人、ひと、ヒト……。混雑期に子連れで出かけるのはひと苦労ですよね。それに出かけるとなると飛行機代や新幹線代、ホテル代もバカになりません……。

わが家は渋滞や混雑に巻き込まれるのが嫌なので、基本的にお盆は遠出のお出かけはしません。有給を取って旅行料金の安い時期に行きます!
「お金もかかるし、混んでいて大変だから今年のお盆休みはお家で過ごそう!」とそんな風に考えている方、お盆休みの期間中にお子さんとどのようなことをして過ごすか決まっていますか?大人だけだと予定は立てやすいですが、小さな子どもは出来ることも限られていますし予定も立てづらいものです。せっかくなのであれば、ただお子さんと遊んだりぼーっとして過ごすのではなく、お子さんの五感を刺激する遊びや発達をうながすような活動をしたいですよね。
そこで今回は、わが家でも実際に取り組んでいる0~2歳の乳幼児のお子さんと楽しめる夏休みの知育についてご紹介したいと思います。
0歳から2歳の子どもが楽しめる夏休みの知育10選


わが家でも取り入れている小さい子どもと過ごす夏休みの知育は以下のとおりです。
- 夏らしいお歌をうたう
- 夏らしい絵本を読む
- 図書館で涼しく過ごす
- 朝夕の涼しい時間に散歩する
- 庭やお風呂で水遊びをする
- お部屋で氷遊びをする
- 縁日ごっこをして遊ぶ
- ショッピングモールに出かける
- 水族館でおさかなたちを見る
- 高原で動物たちと触れ合う
ではひとつずつ詳しくみていきましょう!
1 夏らしいお歌をうたう
何もしなくともダラダラと汗をかいてしまう夏。せめて気持ちだけは涼しく過ごしたいものです。お子さんと一緒に楽しめる夏のお歌をうたいながら過ごしてみてはいかがでしょうか。



一日の中でお歌の時間を設け、「夏の童謡SONGs♪」や「〇〇ちゃんと歌う夏歌リスト」などと名付けたプレイリストを流しながらお子さんと一緒に歌うのがおすすめです。
①うみ(作詞:林柳波、作曲:井上武士)
夏の定番曲といえば「うみ」。まだ海には行けないと思いますが、海って広いんだよ、大きいんだよとお子さんに教えてあげてくださいね。
②かもめの水兵さん(作詞:武内俊子、作曲:河村光陽)
可愛らしい夏の曲。「白い帽子、白いシャツ、白い服〜♪」という歌詞がとてもリズミカルで歌っていて楽しくなれますよ。
③すいかの名産地(作詞:高田三九三、作曲:不詳)
夏といえばスイカですよね。お子さんに離乳食でスイカをあげましたか?もしあげていたら「この前食べた果物だよ〜」と教えてあげてくださいね。
④ぺんぎんちゃん(作詞:まど・みちお、作曲:中田喜直)
ぺんぎんちゃんのお散歩中の出来事を歌にした一曲。よちよちいったり、ふりふりいったり、とても可愛らしい歌詞です。
⑤水あそび(作詞:東くめ、作曲:滝廉太郎)
滝廉太郎が作曲した曲とは知らなかった方も多いのではないでしょうか?とても短い曲ですが、「1、2、3、4しゅっしゅっしゅっ」という歌詞が歌いやすくて、大人も子どもも楽しくなる一曲です。
2 夏らしい絵本を読む


普段から夜の寝かしつけで絵本を読んであげているママやパパもいらっしゃるかもしれませんが、季節に合った絵本を読んであげるのはいかがでしょうか。
こぐまちゃんのみずあそび(作:わかやまけん)
みんな大好きこぐまちゃんシリーズ。こぐまちゃんがじょうろやホースで水遊びを楽しみます。もう少しお兄ちゃんお姉ちゃんになったら、こぐまちゃんのように水遊びをしたいですね。
すいかくんがね…(作:とよたかずひこ)
暑い夏の日、ある子どもがすいか割りをするお話。すいかくんは余裕の表情で避けますが、ついに……。真っ赤なすいかを食べたくなるそんな一冊です。
ひまわり(作・絵:和歌山 静子)
地面に落ちた小さな種が太陽の光を浴びて、どんどん成長します。風が吹いてもどんどん大きくなり、ついに太陽のようなひまわりが咲きます。読んでいて元気が出る一冊です。
あついあつい(作:垂石 眞子)
暑い日差しの中、ぺんぎんがやってきました。日陰で一休みしていましたが、それはアザラシの影でした。アザラシも暑いので2匹で日陰を探します……。どんどんと日陰を探す仲間の動物が増えていくストーリーです。
3 図書館で涼しく過ごす
図書館はクーラーが効いているのでママも赤ちゃんも涼しく過ごすことができます。職員さんの目があるので、もし何かあったときに対応してもらえたり、図書館にも子ども向けの絵本がたくさん置いてあるので、お子さんに読んであげることもできます。また司書さんによる子ども向けの読み聞かせを行っている図書館もあります。



イベントを催していることもあるので、お住まいの市区町村の図書館を調べてみてから行ってみるとよいと思います!
ただ、図書館は私語厳禁で静かなところが多いので、赤ちゃんが泣いてしまったときには退室しなければなりません。ぐずってしまったときの対策(おむつ替えスペースがあるか、授乳やミルクをあげるスペースがあるかなど)を考えておいた方がよいでしょう。
4 朝夕の涼しい時間に散歩する
日中は暑いので、なるべく朝早い時間帯か夕方の涼しい時間にお散歩しましょう。朝早くてもうるさいくらいにセミが鳴いているかもしれません。そんなときは「これはセミの鳴き声だよ~」とぜひ教えてあげてくださいね。お子さんをベビーカーに乗せてお散歩するときには暑さ対策をしてからお出かけしましょう。ぐずってしまわないようにファン付きのクールシートをつけておくのがおすすめです。
5 庭やお風呂で水遊びをする
これまで沐浴やお風呂で水には慣れているかもしれませんが、くれぐれもお子さんから目を離さないように気をつけましょう。お庭がある方は家庭用のプールに少しだけ水を張って遊びましょう。最近は噴水マットといって設置後に水道ホースをつなげるだけで、マットから噴水のように水が出てくる水遊びのアイテムもあります。
マンションにお住まいの方はお風呂にぬるめの水を張ってあひるの人形を浮かべたり、水風船をふくらませて遊びましょう。0~2歳だと長時間遊ぶことはできないと思いますので、それだけでも十分満足してくれると思います。
6 お部屋で氷遊びをする
氷を触ったことがないお子さんにはまずは氷を触るところからはじめてみましょう。できれば口に入らない大きなサイズの氷が良いですが、ない場合はお子さんが食べてしまわないように目を離さずに見守りましょう。キャラクターの形の型を用意してもおもしろいですし、おもちゃを入れて凍らせても楽しいですよ。水が氷になったり、氷が溶けたり物質の変化を学ぶことができます。
7 縁日ごっこをして遊ぶ


2歳ごろから楽しめるのが縁日ごっこです。お子さんに子ども用の甚平や浴衣を着せるとよりお祭りの雰囲気が出ます。子どもでも食べられる味が薄めの焼きそばやたこ焼きを用意したり、おもちゃの金魚すくいで遊んだり、自宅で縁日ごっこを楽しみましょう。お店屋さんごっこができてお子さんも楽しめます。
8 ショッピングモールに出かける
「ショッピングモール!?」と思うかもしれませんが、ショッピングモールはクーラーが効いていて涼しいですし、おむつ替えの台や授乳室も完備されているところが多いのでママの負担がかからないですよね。子ども連れも多いので、お子さんがぐずってもドキドキせずに過ごせるのも良いところです。ショッピングモールでたくさん歩いたり、子ども向けのエリアで遊んだり、食料品売り場で本物の野菜やお肉、お魚などを見るだけでも子どもにとっては新鮮です。特別なことをしよう!と気負いすぎずに過ごしてくださいね。
9 水族館でおさかなたちを見る


夏に動物園へ行くのは暑くて大変なので水族館に行ってみてはいかがでしょうか?たくさんのおさかなたちや場所によってはイルカやペンギン、アザラシなどかわいらしい動物たちをみることもできますよね。今まで魚を見たことがないというお子さんも多いと思います。「このお魚は〇〇というんだよ~」「スイスイ泳いでいるね~」とぜひ教えてあげてください。夏の大切な思い出になるはずです。
10 高原で動物たちと触れ合う


少し遠出ができる場合は高原など涼しい場所へ行ってみてはいかがでしょうか。馬やヤギ、ヒツジなどの動物と触れ合える施設があったりするので、自然の中で動物たちと触れ合ってみるのもお子さんにとって刺激があってよいと思います。
まとめ
わが家でも取り入れている小さい子どもと過ごす夏休みの知育は以下のとおりでした。
- 夏らしいお歌をうたう
- 夏らしい絵本を読む
- 図書館で涼しく過ごす
- 朝夕の涼しい時間に散歩する
- 庭やお風呂で水遊びをする
- お部屋で氷遊びをする
- 縁日ごっこをして遊ぶ
- ショッピングモールに出かける
- 水族館でおさかなたちを見る
- 高原で動物たちと触れ合う
毎日仕事に家事、育児と忙しいママとパパにとって、お盆休みは束の間の休息かもしれません。なかなか遠出したり、イベントに参加するのは難しいかもしれませんが、お家の中や周辺でできる夏らしいことをぜひお子さんと一緒にしてみてくださいね。