仕事でスキルアップを目指したい、将来のキャリアについて考えたい、現在産休・育休中だが、職場復帰したときに仕事ができるか不安、これからくる小1の壁に向けて転職するために何かスキルを身につけたいなど、仕事に関するスキルやキャリアについて悩んでいる人は多いと思います。もし「何か行動しなければ!」と悩んでいるのであれば、私がおすすめしたいのは社会人向けのオンライン学習サービスSchoo(スクー)です。

スクーって無料ではじめらるの?



まずは無料でどんなものか試してみたい。



スクー(Schoo)は有料プランもありますが、無料ではじめることができるサービスです。登録も簡単なのですぐに始められますよ!
スクー(Schoo)の公式サイトの下に表示されるバナーから「無料会員登録」ができます。登録STEPも簡単なので、とにかくはじめてみたい!という方は、まずは登録してみましょう。


「もう少し詳しくスクーについて知りたい!」という方や「使ってみて実際にどうなの?」ということが気になる方はもう少し読み進めていただければと思います。
・社会人向けオンライン学習サービスSchoo(スクー)の概要
・スクーで学べる内容・ジャンル
・スクーの料金プラン
・無料プランと有料プランの違い
・有料プランのユーザー(私)が感じるメリット
・有料プランのユーザー(私)が感じるデメリット
私自身、産育休中にスクーには大変お世話になりました(今でも有料会員でお世話になっています)。大げさな言い方かもしれませんが、産休や育休で社会と隔離されると、これまで約10年間社会人をやってきて身につけたスキルが何の役にも立たなくなってしまうのではないか?とか、子どもを育てながら社会復帰するとキャリア迷子になってしまうのではないか?と妙に不安な気持ちになってしまうんですよね。
育児がはじまると、子育てに追われてオンライン学習どころではないので、産休中に登録して学んでいました。赤ちゃんの生活リズムがついてくる生後6ヶ月ごろからは、赤ちゃんが朝寝や昼寝をしている1~2時間のあいだにさまざまな動画を観て学習しています。
そこで今回は、子育てをしながらも有料会員として実際にスクーを活用している私が、スクーのおすすめポイントや「う~ん…」と感じていることなどを本音でお話したいと思います。
社会人向けオンライン学習サービスSchoo(スクー)とは?


Schoo(スクー)とは、みんなで学べるライブ動画学習サービスです。参加型の生放送授業と、8,500本以上の録画授業で「今日から役立つ実践スキル」が学べるサービスとなっています。ライブ授業では、チャット機能で講師に直接質問ができたり、他のユーザーの質問やコメントをみることもできるので、モチベーションの維持・向上にもつながります。
スクーを運営しているのは株式会社Schoo(スクー)で、2024年10月に東証グロース市場に上場しています。スクーでは「一生学べる学校」をキーワードにすべての社会人が学べるコンテンツを提供しています。有効会員数は約115万人(2024年8月時点)と多くの会員数を誇っています。
スクーの講師陣は、各業界をリードするトッププレーヤーの方たちが多く、業界の最前線で活躍する方から、最新かつ一流の知識を学べます。 たとえば「ビリギャル」の小林さやかさんや、トヨタイムズのプロデューサーを務める富川悠太さん、モデル・スポーツトラベラーの福田萌子さんなど著名な方も講師として参加されていたりします。
スクーで学べる内容・ジャンル
スクーで学べるジャンルは多種多様です。デジタルリテラシーやビジネス基礎力をはじめ、デザイン力、AI時代の人間力、リベラルアーツのほか、マネジメント、マーケティング、UI・UXデザイン、プログラミング、PCスキル、お金、英語・語学、ヘルスケアなど幅広い分野について学ぶことができます。





私は、日経新聞の解説やお金・経済・投資・税金などの知識をSNSで世界最速で発信している「セカニチ」こと、南祐貴さんの「30歳までに知っておきたい経済の知識」という授業のファンで、全32回の講義をすべて見ました。この講義を受講したことで、iDeCoやつみたてNISAといった投資、さらには副業をはじめることにつながりました。
スクーの料金プラン
スクーの料金プランは、①オープン(無料)会員と②プレミアム(有料)会員(月額980円)の2種類とシンプルです。オープン会員とプレミアム会員の違いは以下の表のとおりです。
オープン会員 | 項目 | プレミアム会員 |
---|---|---|
無料 | 料金 | 980円/月 |
〇(一部を除く) | 生放送授業の受講 | 〇 |
×(一部を除く) | 録画授業の受講 | 〇 |
〇 | 生放送授業でのコメント・質問 | 〇 |
× | 録画授業のダウンロード(アプリのみ) | 〇 |
× | 録画授業の再生速度変更 | 〇 |
目的にあわせて無料会員か有料会員かどちらにするかを決めましょう。個人的には、まずは無料会員でスクーのサービスを使ってみて、使い心地がよければ有料のプレミアム会員になるというステップを踏むのが良いと思います。



私は育児中のママでもあるので、オープン会員だと録画授業を観れない(一部しか)のがネックで、プレミアム会員にランクアップしました。子どものペースにあわせて生活しているとスキマ時間に動画を観るかたちになるのでプレミアム会員の方が便利だと思います。
有料(プレミアム)会員には月額と年額がある
プレミアム会員に登録する場合、月額料金は980円ですが、年額だと9,800円で申し込めます。たとえば自己研鑽やリスキリングのために専門書を買うとすると1冊3,000~4,000円しますよね。3冊買えば10,000円オーバーとなってしまいます。しかしスクーの場合は、年額で申し込めば1年間9,800円で学び放題です。費用対効果が高いといえるのではないでしょうか。
無料プランでもできること
有料会員だとできることは多いですが、無料会員でもサービスを享受できますので、ご安心ください。
1 毎日の生放送授業を受講できる
毎日2時間の生放送授業を受けることができます。授業にもよりますが、就業時間後の20~22時に設定されているものが多いです。なかにはランチタイム(12~13時)や夕食をたべながら観れる時間帯の授業もあります。
2 録画授業は無料公開されたものは受講できる
無料公開された授業に限りますが、オープン会員でも受講することができます。スクーのトップページで「無料で学べるおすすめ授業」などの表記があるのでそこから観ましょう。
3 生放送授業で講師にコメントや質問ができる
無料会員でも生放送中は自由に講師の先生に質問を投げかけたりコメントすることができます。直接やり取りできるのは生放送だからこその醍醐味ですね。
有料プランのユーザー(私)が感じる4つのメリット


1 講師だけでなく進行役もいるので授業がスムーズ
スクーの授業では、受講生代表の進行役がいます。授業をスムーズに進めたり、受講生の質問やコメントを適宜拾ってくれるので、授業が進まずにイライラしたりすることはありません。進行役の方が受講生の感じているような疑問を講師に投げかけてくれることもあって、「そうそう!それが気になっていた!聞いてくれてありがとう!」と思うこともあります。



進行役の方はたくさんいらっしゃるのですが、なかでも私は徳田葵さんの進行がすごく好きです。受講生と同じ立場で講師の方に質問してくださいます。
2 いつでもどこでも受講できる(有料会員のみ)
私は現在育休中なので、家事と育児に日々追われています。赤ちゃんの体調や機嫌にあわせて生活をしているので、「じゃあ今日は20時からオンライン学習をしよう!」と決められるわけではありません。一般的なビジネスマンの方は20時からリスキリングや読書などの学習ができるかもしれませんが、育児中のママにとっては20時という時間は子どものお風呂、お着替え、歯磨き、寝かしつけ……と子どもと戦いを繰り広げている時間帯です。何時から何時までは学習の時間!と切り分けられるわけではないので、子どもが寝ている間に動画を観て、起きたらいったん中断することができるは育児中のママにとってとてもありがたいです。



私は1日1本受講する!という目標のもと、授乳の時間(1回約10分×6回=60分)を使って録画授業を観ていました。(さすがに今はやっていませんが)
3 聞き逃したところをもう一度聞いたり復習できる(有料会員のみ)
生放送だと「あ!今のところなんて言ったんだろう?」と聞き逃してしまうことってありますよね。でも録画だともういちど再生することもできますし、一時停止してノートにメモを取りながら聞くことも可能です。一度きりではなく何度も見れるのはとても便利な機能だと思います。
4 二倍速再生で効率よく学べる(有料会員のみ)
プレミアム会員のみとなりますが二倍速で授業を観ることができますので、効率的に学ぶことができます。現代人は日々忙しいですよね。「タイパ」(タイムパフォーマンス)という言葉もよく聞くようになりました。さまざまなことを意欲的に学ぶ方にとって、短時間で多くのことを学べる倍速機能はなくてはならないものかもしれません。
有料プランのユーザー(私)が感じる3つのデメリット


1 実名登録が必要
スクーは実名制を採用しているので、質問やコメントをチャットする際には実名が表示されます。実名登録としている理由は、以下のとおりです。
1. 安心して学習を始めていただくため
ご利用になられている皆様ご自身が「学んでいる」という体験をより多く感じられるように実名制をお願いしております。
2. 誹謗中傷などのコメントを避けるため
匿名の場合、どうしても不快と思われる発言をする方が出てきてしまう可能性がございます。現在開講している授業において誹謗中傷などのコメントはほとんど投稿されていません。
これも実名制での登録をしていただけているためと考えられます。
引用:Schooヘルプセンターより(なぜ実名でなければいけないのですか? – Schoo ヘルプセンター)
質問した際に実名が表示されるのが少し恥ずかしいです(私だけかもしれませんが)。ただ、著名な講師の先生がコメントを拾ってくれたときに「月山さんはこう考えるんですね!」などと名指しで呼んでくれることもあるので、授業に参加している!という感じがしますし、自分のコメントを読んでもらえた!といううれしさも感じることができます。
2 受けたい授業を探すのが難しい
スクーには8,500本以上の授業があるので、自分が受けたい動画を探すのに苦労することがあります。「カテゴリーで探す」や「先生で探す」などスクー側も見つけやすいように工夫してくれているのだろうとは思いますが、動画の本数が多いので見つけるのが難しかったり、見始めたときに「あれ?私が知りたいのはこれじゃないかも…」と感じて動画を探しなおすことがあります。
3 情報が古い場合がある
スクーは2011年に会社が設立され、そこからオンライン学習サービスを開始しています。そのため開始当時にアップされた授業は情報が古いこともあります。とくにIT分野は日進月歩ですので、昨年の授業でもすでに情報が古いという可能性もあります。授業がいつ更新されたものかを確認したうえで観る必要があります。
まとめ
これまで子育てをしながらも有料会員として実際にスクーを活用している私が、スクーの概要や学べるジャンル、料金プラン、メリット・デメリットについて本音でお話してきました。
・スクーには無料会員と有料会員(月額980円)がある
・無料会員でも生放送授業を受講できたり、一部ではあるものの録画授業も受講できる
・有料会員になるといつでもどこでも受講できて、倍速再生などタイパにもなる
・有料会員は月額980円だが、年額だと9,800円になる(2ヶ月分割引)
もはや、無料会員を申し込まない理由が見当たらないような気もしますが……。スキルアップやキャリア、転職に向けてなど、自身の目的にあわせてスクーを活用して、理想の自分を手に入れましょう。